WSUS(Windows Server Update Services)は、Windows 10のアップデートプログラムの各PCへの配信を一元管理することができるサーバーです。
アップデート配信を管理できていないと、各PCが個々でインターネットからアップデートプログラムを同時に取得することにより、ネットワーク帯域が圧迫されてしまい、業務継続が困難になってしまう可能性があります。WSUSが導入されていれば、WSUSがインターネットからアップデートプログラムの取得を行い、WSUS配下のネットワークにある各PCへの配信は、社内ネットワークに負荷が掛からないように分散配信することができます。
また、WSUSでは任意のタイミングでアップデート配信ができるため、ご利用中のアプリケーションが最新バージョンに適用しているかの確認や改修対応が終わってから配信することが可能です。そのため、準備が整う前にアップデートが配信されてしまうことはありません。
アップデート配布に関する様々な設定を行うことができます。
グループ毎のアップデートの適用状況などをレポート形式で出力できます。
設定した展開グループ(リング)毎にアプリ適用管理ができます。
※リングの詳細はこちら
Microsoft製品を中心とした様々なアプリを管理できます。
※管理できるアプリには限りがあります。
導入後の継続利用に際し、別途コストがかかることがありません。
Windows 10のアップデート管理を目的としたサーバーであるため、機能が使いやすくシンプルです。
Windows10のアップデート運用の負荷を低減するために、お客様のネットワーク環境や現在の運用方法に沿った導入・設定を行います。
実際に運用していく中で、さまざまなトラブルや使い方が分からないなど、お困りになる場面が出てきても弊社のサポート窓口などにてご支援いたします。
WSUSは比較的簡単に構築する事ができます。WSUS自体のライセンスも無いため、コストを抑える事が出来ます。(※WSUSへ接続するためのクライアント・アクセス・ライセンス(CAL)は必要になります)
しかしWSUSはWindows 10の配信管理はできるものの、MECMで実施可能なMicrosoft 365 Apps(旧 Office 365 ProPlus)の配信管理は出来ません。
また、WSUS自体は配信状況の管理などといった端末の情報を吸い上げる機能が無いため、Windows 10の配信コンテンツがどれだけの端末に対して配信されたかなどの状況管理はできません。より効率的な運用を行うためには、資産管理ツールなどの別製品を組み合わせて運用する必要があります。